U008 H邸建替え工事/交野市(その3)

地盤調査を行いました。

今回、注文を頂いた建替え工事の中で、
一番結果が気になり問題となる作業である「地盤調査」を
現地に作業車を搬入し、建物基礎の形状に合わせて5か所で
調査を行いました。

この調査方法は『スウェーデン式サウンディング試験』と呼ばれ、
土層の硬軟、締まり具合、その構成を調べる為に行います。

結果が判明するまで心配でした。
翌日作業機関より報告があり、
今回は地盤の補強の為の杭工事が必要だとの報告を受けました。

必要無ければ良かったのですが、
良いように考えると堅固な所まで杭を到達させ、
建物を支持させる事は、地盤の沈下を防ぐ最良の方法なので
安心出来る事には違いありません。


今回の現場では
『柱状改良工法』というセメント系固化材(粉体)を
水と混ぜてスラリー状にし、地盤に低圧ポンプにより注入し、
攪拌翼(かくはんよく)によって改良対象土を混合攪拌(こんごうかくはん)
することにより化学的に固化して円柱状の改良体を成柱する
『深層地盤改良工法』を採用しました。

2~8ⅿ程度までの軟弱地盤を対象とし、
円柱状の改良杭を基礎下に打設し、
建物荷重を支持する地盤改良工法です。

次の作業は基礎工事です。