１９７９年１月２２日

それは我が家の上棟日。

当時、私たち家族は愛知県にいたので、

父方の祖父母が毎日のように足を運んで、

工事現場を見張って（？）いたようです。

家を建てるにあたり、父にはあれこれ夢があったのでしょう。

住宅展示場めぐりをして、建物のパンフレット等をもらい、

トレーシングペーパーを使って間取りを模写し、

名古屋市内の照明のショールームへ行き、カタログをごっそりもらい、

外構も方眼紙に書き込んであれこれデザインしていました。

しばらくの間は、休みとなれば家を建てることに関する行動が多かったので、

子供にとっては退屈な休日が続きました。

ある時は、土曜日の仕事を終えて帰宅するなり、

「ごはん食べたら、家を見に行くで。」

と急に言い出し、母があわてて着替えの用意をして、

私たち姉妹はすでにお風呂を済ませていたので、

パジャマ姿で枕を抱えて車に乗り込んだ。

子供だから、パジャマ姿で移動できたようなものです。

内装（じゅうたん・カーテン）のことがあって、

急遽、大阪に向けて出発になった、と記憶しています。

そんな我が家は築３６年。

　電柱の貼り紙　「奥様ローン」

　昭和を感じさせる広告です。（見えにくいかな？）